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尤氏意拳 チーゴンの基本練習
0. 基本姿勢を保つ
1.氣の開閉
基本姿勢から手のひらに意識(意念)を持っていき、氣感(氣の感覚)を感じたら、胸の前まで手を挙げて、手のひらどうしを近づける。
そうして、手の間に暖かい感覚や、風のような感覚、もわもわとした感覚など、何かしらの感覚を感じたらそれが氣である。 東洋医学では、氣がない者は死んでいると考え、生きているものには必ず氣(エネルギー)が巡っていると考える。故にこの形を通して大事なのはまず自身の持つ氣を感じとること。 決して感じようとすることに注力を向けて自己暗示に陥る現象になることを追うのではなく、感じるまで何度でも根氣よくこの形を繰り返し行う。 そうすることで、目には見えないけども確かに感じることのできるこの感覚を高めることに主眼を置く。 人が持つ根源的な力、目に見えないけども確かに存在する力を高めていくことで、目に見える自分の身体を高い次元に高めていくことができる。というのが東洋の考え方である。 今の医学でも、最終的には傷口がふさがるなど、すべて人の持つ自然治癒力に頼らざるを得ない。 この見えないけども存在する力こそが人の根源的な力:氣なのである。 |
2.林形
3.龍形
基本姿勢から、(以下省略)林の形と同じく手を胸まで挙げたら、右側に移動すると同時に右踵を同時に動かして限界まで動かしたらそのまま右ひざを曲げて身体を倒し、そのまま手も回しながら左手を頭の上(百会)、右手を腰(命門)の上に位置させ、最後に龍が巻きつくごとくに身体をさらに身体を横に曲げて、逆に脚(左足の踵)が見えたら、両手を開くように少しだけ動かして、また閉じるように元の位置に戻して、またゆっくりと起き上がりながら今度は逆方向に同じことを繰り返し行う。
これは、医学的見地、氣功的見地としての主旨があるが、腰を痛めやすい肩にはお勧めの形であり、氣をが身体を巡る経絡を開いていく重要な意義のある、形意門、意門では基本的な形である。 |
4.亀形
5.チーゴン・スクワット
基本姿勢から、手のひらを下に向け一度、臍まで挙げて、脇にボールを一つ程空けてから丹田に手を下ろして位置し、そこから踵に重心を置いてゆっくりと曲げていき、曲げきらないうちに、足を地面につけたまま、爪先に重心移動を行い、爪先重心でゆっくりと持ち上げて、足を伸ばしきらないうちにまた踵へ重心移動して、またゆっくり曲げるという運動を何回も繰り返す。
これは東洋式スロートレーニングであり、加圧トレーニングの原理の原点的な理論である。 これは、筋肉が休むことなく、ゆっくりと続けることで、筋肉が凄い負荷をかけて働いたことと同等の運動をしたと勘違いして、乳酸が出され血中から乳酸を感知した脳が筋肉を助成すべく若返りホルモン(成長ホルモン)を分泌させる。 成長ホルモンは、 1.筋肉を増長させる 2.中性脂肪を血中に溶かす 3.細胞を蘇生させる 働きがあり、アンチエイジングの宝庫となります。 アメリカでは、この成長ホルモン充填法なる美容外科処置がある程です。 このスクワットは、また現代人の靴文化ではでは退化の一路を辿る一方の足裏の筋肉を、鍛えてくれるので、転倒防止や足裏のつぼを刺激することで、内臓が活性化するなどの効果を見込めます。 歩くのが身体にいいというのは、ここから来ています。 |
6.武禅(站樁法)
これは、意拳では核であり、基本であり、一番大切な錬功です。
基本姿勢よりやや深く立ってキープしながら、目を閉じて頭は瞑想を続けるという「静・動」を同時に行う画期的な鍛錬法です。最初は、抱樹功という大きい木を抱くイメージで、立ち続けます。 静的(アイソメトリック)全身運動と言われるこの形は、立っているだけで血流がマラソンランナーと同じレベルで循環し、しかも心拍数はさほど上がらないので、身体(心臓)に負担をかけることなく、同等以上の効果を得ることができ、また基本姿勢をキープすることで、腹式呼吸が行われることで横隔膜の周囲にある内臓が刺激されることで内臓自体で、また血流が活発に循環する。 体外的にはじっと立っているだけなので、何ら変化はみられないが、体内では盛んに変化が生じている。 さらに頭は瞑想を続けている状態をキープしているので、ココロとカラダの同時鍛錬法となる、医学的観点からも、体育的観点からも画期的なメソッドである。 |
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尤氏意拳協会 明光武道 深雪館総師範 神田真澄:著 立つだけ!
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